探偵さんの話しを聞いて、チラシを配りたいと言ってしまったわたし。
そこからは話しがとんとん拍子に進んで行きました。
まず。
事務所の奥に通され、目に入ったのが、事務所を中心とした名古屋市内の大きな地図。
あとで、聞いたのですが、名古屋市全域ではなかったようです。
それは、チラシを配ってもらうための範囲を記入した地図。
細かく線で区切られていて、そこに番号が書いてありました。
しかも、その番号は、なぜか色分けされていたのです。
色によって、3.5円、4円、4.5円、5円と、分かれているのだそうです。
実際に配ってみて、ある程度慣れが出て、その意味がはっきりわかりました。
配る地域によって、集合住宅やマンションの多い地域は、同じように配っていても、かなりの枚数を配ることができます。
それに加え、田んぼの多い地区は、折りたたみ自転車を積んで、自転車で走りまわることもあります。
1軒1軒の家の移動で、走るにも遠すぎるところもあります。
車は、駐車禁止をとられないよう、駐車場のあるショッピングセンターや本屋さん、市役所なんかに止めたりするので、配布場所まで遠いこともしばしば。
また、団地なんかの戸建て住宅の密集した地域では、配りやすいという利点はありますが、マンションほどの枚数を配ることはできません。
そうやって、細かくみると、チラシ1枚当たりの価値も変わってきますよね。
っていうか、それを把握するには、自分で状況を見ないとわからないはず。
探偵さんに、聞いてみると、事務所立ち上げたときからこの方法を考えていて、チラシを配ると同時に、地域の把握も欠かさなかったのだとか。
まさに、プロ意識ですよね。
そうしているうちに、1枚当たりの金額設定に至ったそうです。
次に見せられたのが、1冊のファイル。
けっこうな枚数があるのがわかります。
これ。
番号ごとの地域を1から順にならべた地図だったのです。
あらかじめ、配る地域を自分で決め。
その分を事務所でコピーして、チラシと一緒に持って行ってほしい、と。 |